2023/11/07 08:19
今朝は、「釜炒り茶 ごえもん」を淹れました。
ご紹介しているのは、幕末の女商人・大浦慶を主人公にした小説「グッドバイ」朝井まかて
日本茶の輸出で莫大な富を築き上げ、九州のお茶の産地の基盤をつくり、世界に知らしめた立役者でもあります。
そして、当時長崎港から世界に輸出されていたお茶が、この「釜炒り茶」というわけです。
当時は、西と東で日本茶のつくり方が違ったんですね。
その後、横浜港が開港されると、静岡の蒸し製の緑茶に圧されて長崎からのお茶の輸出は衰退していき、
今では煎茶が日本茶のスタンダードになったのです。
歴史を知った上で飲むと、なんだか味わいもまた違ってくるなぁと思った朝茶でした。