スタッフブログ

2021/07/22 18:53

1812年。
私どものロゴにある年ですが、どんな年だったのでしょうか。

フランスのナポレオンがロシア遠征に出発した



ドイツのグリム兄弟が『グリム童話』の初巻を発行した



日本の葛飾北斎が『富嶽三十六景』を思い描いていた、、であろう年


©葛飾北斎

埼玉 狭山の地では繁田家十代当主 繁田武平衛満該がひっそりと茶業を始めました。
世界の大きな出来事から比べるととても小さな話ですが、1812年は私たちにとって始まりの年でありました。

ところで、大河ドラマ「晴天を衝け」はご覧になりましたか?
渋沢栄一がパリ国際博覧会(第1回パリ万博)へ出発した様子が描かれていたのが1867年のことです。これもまた大きな歴史の出来事からで恐縮ですが、同じ頃、1875年に十二代当主 繁田満義は日本初の直輸出会社「狭山製茶会社」を設立しました。貿易の不均衡と横行する不正茶を是正するためです。日本が国際化へと向かっていたその頃から、同じく先祖も「良いお茶をお客様へお届けしたい」という強い気持ちでお茶作りをしていたようです。(ちなみに繁田のお茶は1900年に行われた第5回パリ万博で大賞牌を受賞しました。)


(当時の茶摘みの様子)

そして2021年。
東京繁田園は再び多くのお客様へお茶をお届けする活動をスタートしました。
インターネットを通じて、全国(全世界)のお客様へ美味しいお茶を直接お届けできる時代になったことを嬉しく思っています。
店頭に並ぶよりもお届けする商品を絞っております。店頭と同じように、というよりは、インターネットだから出来るお茶との出会いを楽しんでいただければと思います。小回りの効く小さなお茶屋です。どんなことでもお問い合わせください。

200年前に生まれた「良いお茶をお客様へお届けしたい」という私たちの気持ちは、まだまだ温まったままです。
ようこそ、急須で淹れるお茶の世界へ。今日も、美味しいお茶のご用意がございます。